こんにちは!
浦ノ内養魚場では秋仔マダイの沖出しが始まっています。
沖出しとは、陸上水槽から海の小割へ稚魚を移す作業のことで、秋仔マダイの場合は、冬場でも水温が比較的温かい柏島漁場へ運んで収容しています。
詳しくは過去のブログをご覧ください!
さて、沖出しの際には、稚魚の形質確認と合わせて、DNA解析による親魚組成の確認も行います。つまり、受精卵を池入れした日が水槽によって異なるため、水槽ごとにどれぐらいの親魚が産卵に関わっているのかを調べるのです。
ヒレの一部をチューブに取り分けているところ。尾鰭を使うことが多いです。
チューブに入れた後はDNAの抽出を行い、PCRと電気泳動によりデータを得て、稚魚1尾ずつの両親を特定していきます。こうして得られた結果をもとに、親魚集団や稚魚集団の評価などを行っていきます。
それでは、次回の更新もお楽しみに!