春仔マダイの生産とワムシの培養

久しぶりの更新となりました!

浦ノ内養魚場では春仔マダイの池入れも終了し、水槽内では仔稚魚がぐんぐん育っています!

 

今回は、マダイを生産する上で一番最初に仔魚に与える餌「シオミズツボワムシ(通称ワムシ)」について紹介したいと思います。

ワムシは100~300μm程度(タイプと培養方法により異なる)の動物プランクトンで、寿命は7~14日間ほど、その間に20個前後の卵を産むとされています(丸い楕円状の部分が卵)。

 

 

ワムシは多くの種苗生産場で初期餌料として用いられていますが、その理由として、単性生殖により爆発的に増殖することや、消化管が未発達な仔魚でも摂餌・消化・吸収しやすいことなどが挙げられます。

 

ワムシは大型の培養槽に収容し、水温や曝気量を快適に保って必要な餌を与えると、どんどん増殖していきます。

 

そんなワムシの培養において欠かせないのが、計数と観察!

培養槽の中のワムシを計数して増殖率等をチェックし、健康状態の確認も行います。

 

左手にはワムシ飼育水の入った1mLピペット、右手には計数用カウンターを持って準備します。あとは顕微鏡を覗きながら動き回るワムシを手早くカウント! ひたすらカウント!!

誤差があればあるほどトン(t)数に換算すると大きな差になるため、正確に計数します。

 

ワムシは状態が良ければ順調に増えてくれますが、環境条件が悪化すると増殖率も低下するデリケートな生物。常に良い状態を保てるよう、一つ一つの作業に気を付けながら培養していきたいと思います。

 

それでは次回の更新もお楽しみに!

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工作機械メーカーなのに稚魚も育てています。マダイ・シマアジの養殖用種苗は『山崎技研』