こんにちは!
今回は卵の観察や検査についてお伝えします!
親魚が産卵を始めると、分離させた後の浮上卵をサンプリングし、顕微鏡を使って卵の状態を細かく観察します。
卵の大きさや硬さ、色味、発生の状況などをチェックし、また、PCR法によってウイルスを保有していないかも調べます。
現在は秋仔生産用のマダイ親魚が毎日産卵しており、その観察や検査をしています。
卵質が稚魚の品質に与える影響はとても大きいため、卵収容日に関わらず普段もチェックすることで、より詳しく卵の状態を把握することができます。そして、良質な卵を稚魚水槽へ収容したあとも、孵化した仔稚魚の顕微鏡観察を続け、成長や生残率に卵質がどう関係しているのかを考察するようにしています。
それでは、次回の更新もお楽しみに!