こんにちは!今年も残すところあと僅かとなってきましたね。
浦ノ内養魚場ではシマアジの種苗生産が順調に進んでいます。
先日後半ロットの採卵も無事に終了し、いま浦ノ内養魚場内の水槽はシマアジだらけです!
これは孵化直後の仔魚です。卵黄体や油球が頭部より前に突き出していますね。
孵化後2週間程度経つと、水槽の表面に物凄い数の仔魚が集まります。私たちは「パッチ」と呼んでいますが、この量が多いとそれなりの歩留まりが期待できます。表面だけでなく水中にもかなりの数が見えます。ブリでもパッチを形成しますので、アジ科特有なのかもしれませんね。
現在はブラインシュリンプをたくさん食べてお腹はオレンジ色、数日前(左側)と比べると大きく成長しています!
シマアジは数年前までなかなか生産が安定しない魚種でしたが、先人たちが培ってきた色々な生産ノウハウに私たちのオリジナルが加わり、今では歩留まりを大きく改善させることができました。品質や健苗性の面はもう少し大きくならないと分かりませんが、しっかり選別を行って、お客様に満足いただける種苗に育てていきたいと思います!
一方、柏島では秋仔マダイの選別が始まっており、年明けより数読み・出荷も始まっていきます。この業界には「奇跡の9連休」なんてありませんからね(‘ω’)
次は年明けの更新になります!
来る2025年も皆様にとって素晴らしい年でありますように。一年間の感謝の気持ちを込めて、歳末のご挨拶とさせていただきます。