秋仔マダイの沖出しスタート

こんにちは!

高知県では朝晩の冷え込みで最低気温が10℃を下回るようになり、あれ?秋ってあったっけ?いきなり夏から冬!!…と季節の移ろいについていけない日々が続いています。

 

さて、浦ノ内養魚場では秋仔マダイの沖出しが始まっています。

 

秋仔マダイの沖出し漁場は柏島となっていますが、航海に8時間程度かかるため、なるべく早く積み込みを済ませ、なるべく早く出航できるようにしなければなりません。なので、社員は外がまだ暗いうちから出勤し、給餌や掃除などを済ませ、カウンターやホースの準備ができ次第沖出しを開始しています。

 

稚魚の運搬は、毎度お世話になっている「優照丸」にお願いしています!

 

船のカンコまでホースがつながっており、稚魚は海水とともにそこへ注ぎ込まれます。収容直後はおそらくパニック状態で、一目散に底の方へ潜っていきます。ですが、落ち着いてくるとだんだんと浮いてきて、全体がゆったり泳ぐようになります。カンコ内には十分な酸素が供給されていますので、心地よく感じてくれていることでしょう。航海の途中は、空腹が原因で共喰いや攻撃を起こすことがありますので、優照丸の船方さんが適宜給餌を行ってくれています。

 

一方、シマアジについてですが、来週1回目の採卵を控えており、それ以降はマダイの沖出し次第で順次採卵を進めていく予定です。マダイが出て行って水槽が空いたら、きちんと消毒して貯水、そこにシマアジの卵を収容して生産を開始、という流れですね。

 

それでは、次回の更新もお楽しみに!

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工作機械メーカーなのに稚魚も育てています。マダイ・シマアジの養殖用種苗は『山崎技研』