こんにちは。高知県では朝晩がめっきり寒くなり、灼熱の夏から一気に秋に突入した今日この頃です。
さて、浦ノ内養魚場では先月より秋仔マダイの生産が始まっています。水槽への卵収容を予定している日は、得られた受精卵の卵径や発生が順調に進んでいるかをチェックし、良質と判断された場合のみ生産に使うようにしています。
現在、日齢が進んでいる水槽では孵化後2週間を過ぎ、ブラインシュリンプの給餌も始まっています。
上の写真は孵化後15日目の仔魚です。まだ体は透き通っていて細長く、一見して「マダイ」だと分かる方はなかなかの玄人ですね。
一方、浦ノ内湾内に沖出ししている早期ブリの出荷も順調に進んでいます。出荷時には管理を委託している漁業者の方も参加してくれ、社員と一緒に積み込みを行っています。
新鮮な海水とともに稚魚をキャンバスに掬い入れ、それをトラック上までユニック船のクレーンで運びます。
積み込まれた直後でも小窓から覗くとすぐに寄ってきますので、種苗の調子は良さそうです。長距離・長時間の輸送になりますので、良いコンディションで出荷を迎えることが最も重要になります。
それでは、次回の更新もお楽しみに!