ブリの種苗生産

こんにちは!

今回は現在取り組んでいるブリの種苗生産についてお伝えいたします。

 

2023年は、昨年同様、夏期に2回採卵を行うよう予定しています。

年明けから夏期までの約8ヶ月間、餌食いや水槽環境など、様々な点に注意しながら親魚群を養成してきました。長期間の養成結果が卵量や卵質に現れるので、親魚担当は全ての採卵が完了するまで気を抜けません。

 

今月上旬に無事に1回目の採卵を終え、計画通りに稚魚水槽に受精卵を仕込むことができました。そして、本日2回目の採卵に向けた別の親魚群の成熟調査も行いました。多少のバラツキはありますが順調に成熟が進んでいるようです!

 

採卵が完了したら、次は仔稚魚担当の出番です。日々観察を行い、日齢やサイズ、尾数に応じた給餌管理をしていかなければなりません。1回目の採卵の仔魚たちが順調に育っていますので、少し紹介したいと思います。

←孵化翌日の仔魚

 

←鰾の形成に成功した仔魚

 

←ワムシをお腹いっぱいに食べ、どんどん成長する仔魚

 

どれも40倍で観察した写真ですが、ブリでは成長速度が本当に早いです。1ヶ月後には6cm以上になり、出荷が始まっていることでしょう。高品質な稚魚をお客様にお届けできるよう、気を引き締めて育成管理をしていきたいと思います!

 

それでは、次回の更新もお楽しみに!
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工作機械メーカーなのに稚魚も育てています。マダイ・シマアジの養殖用種苗は『山崎技研』