こんにちは!
本日、今期の春仔マダイの最後の出荷が終了しましたので、今回は積み込みの様子をお伝えします!
まず、竹の棒を寄せながらゆっくりと網をまくり進め、船側へ稚魚たちを集めていきます。
網の片側からクレーンに吊られた水タモ(稚魚を海水ごと掬う大きな網)を入れ、反対側に向かって掬い取っていきます。
掬い揚げた水タモは、操縦者のスーパーテクニックによってピッタリと船のカンコ上まで運ばれ、底を引き上げることでゆっくりと稚魚をカンコに流し込むことができます(底を開放して落とし込むタイプの水タモもあります)。
積み込みが終了したら、活魚船はすぐに出航し、お客様のもとへ向かいます。西は九州、東は東海地方まで、活魚船はたくさんの稚魚をお客様へお届けするために欠かせない存在です。
この稚魚たちは1~2年後に「養殖マダイ」としての出荷を迎えます。1kg未満で出荷されるものもあれば2kg以上まで育ててから出荷されたり、色々な需要に対応していく稚魚ですから、お客様のもとで健康にすくすく大きくなってほしい、そんな願いと共に稚魚たちを見送っています。
積み込みについて、過去の投稿はこちら。
稚魚運搬のための活魚船には様々なサイズのものがあり、今回は秋仔マダイやシマアジの沖出しでも大変お世話になっている「第十八 優照丸」でお伝えしました!
それでは、次回の更新もお楽しみに!