春仔マダイの生産

こんにちは!

高知県では至る所で桜が開花しており、春の訪れを強く感じる頃となってきました。

 

さて、浦ノ内養魚場では、春仔マダイの池入れ(受精卵の仕込み)が本日で全て終了しました。

池入れは2月半ばより始まりましたが、あっという間に一月が過ぎ去ったような気がします。

 

こちらは、つい先日池入れを終えた孵化後1日目の仔魚です。全長は3mm以下で、まだ遊泳力はほぼありません。また、眼も見えておらず口も開いていません。お腹にある卵黄体を吸収しながら、ゆっくりと発生が進んでいきます。

 

一方、約1か月前に収容した水槽では、メインの給餌が配合飼料となっており、稚魚たちはすくすくと元気に育っています。いまは一つの水槽に100万尾程度が残っており、ここからさらに成長するので、約半分を別の水槽に移す『分槽』を行わなければなりません。

 

春仔マダイは当社の主力商品なので、現在、場内のほとんどの稚魚水槽を稼働させています。様々な日齢の稚魚を飼育している為、給餌内容はもちろんのこと、エアレーションや換水率なども水槽ごとに細かく設定しており、抜かりなく間違いなく日々の業務を進める必要があります。

 

あと10日ほどで浦ノ内湾への沖出しも始まりますので、引き続き、気を引き締めて取り組んでいきたいと思います!

 

 

それでは、次回の更新もお楽しみに!

 

TOP

工作機械メーカーなのに稚魚も育てています。マダイ・シマアジの養殖用種苗は『山崎技研』