9月採卵ブリ生産中

こんにちは!

今回は9月採卵ブリの生産についてお伝えします!

 

採卵のための親魚は陸上水槽に収容後、日照と水温のコントロールをしながら養成を行ってきました。2群養成していましたが、両群から無事に採卵することができました!

 

得られた卵はゴースネットに一時収容後、顕微鏡を使った卵質チェックを行い、良好なものだけを水槽へ収容しました。

 

その後は、仔稚魚が育ちやすいように水温やエアレーションなどの環境を日齢に応じて調整しながら飼育しています。

 

これは細い針を使って稚魚の消化管を取り出し、摂餌状況を確認しているところ。まだ餌も消化管もとても小さいので、顕微鏡を使っての作業です。また、同時に鰾(うきぶくろ)がちゃんと形成されているかどうかもチェックしていきます。

 

このときはまだ孵化後20日目頃ですが、この時期になるとブラインシュリンプやコペポーダといった生物餌料に加え、配合飼料にも餌付くように給餌内容を調整しています。給餌した内容通りに食べてくれていると、「よしよし…♪」と嬉しくなります☆

 

現在は早くも孵化後30日目を過ぎており、水槽内で元気に泳いでいます!

 

そして、未開鰾個体を除去するための比重選別と大きさを揃えるサイズ選別ののち、今月中旬頃から順次出荷をしていく予定です。

 

それでは、次回の更新もお楽しみに~!

 

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工作機械メーカーなのに稚魚も育てています。マダイ・シマアジの養殖用種苗は『山崎技研』