優良な親魚の選抜


早く成長して形も色も美しい、更に病気にも強い個体を親魚として使えば、それらの形質を受け継いだ高品質な稚魚を産みだすことができる、というのが根本的な考えです。
遺伝的要因によって生じる形態異常魚などは、該当の遺伝子を持っていない親魚を選抜することで発生を防ぐことができます。このように、目に見えない『遺伝子による選抜』は、農業や畜産の分野でも『遺伝子組み換えではない品種改良法』として実用化されています。
また、弊社では、遺伝子による選抜ばかりではなく、将来にわたって持続可能な生産ができるよう、遺伝的多様性に配慮しながら近親交配が起こらないように親魚集団を選抜しています。